ドナルド・トランプ


トランプ

アメリカの富豪で、2016年アメリカ大統領選挙の共和党候補です。
既存の政治家にはできない過激な発言が、閉塞したアメリカ社会を打破してくれるのではないか、と人気や期待を集めています。
彼は「不動産王」という肩書きで経営者として紹介されることが多いですが、実際には彼が人気者として大ブレイクしたのは、彼自身がプロデュースし出演したTV番組が切っ掛けです。メディア戦術に長けているのです。
かつてのアメリカは白人男性が主役でした。しかし今は黒人が大統領になり、民主党の候補は女性、ヒスパニック系住民が増え、白人男性は脇役においやられようとしています。彼らは「抑圧されている」という意識を水面下に持っていました。トランプは差別的・暴力的な発言で、彼らの不満、かつての栄華への欲望を爆発させ、自分の支持基盤としています。
トランプが怪物かどうかはわかりませんが、噴出した負の力は怪物を産むかもしれません。

排斥するスプリガン


排斥するスプリガン

 

スプリガンはイギリス南西部のコーンウォールに伝わる、遺跡、あるいは遺跡の財宝を守護する妖精です。
イギリスには古墳や環状列石などといった遺跡がたくさんあります。環状列石というのはストーンヘンジみたいなやつです。あれは一個じゃなくて、保存状態がいいために代表的になっているだけで、似たようなものがイギリス中にあります。これらはもちろん昔のイギリス人が作ったもので、往時には寺や神社に相当する何らかの宗教的施設だったと思われます。しかし、後の時代になると、人々はキリスト教の布教を受け入れ改宗してしまいます。教えることを禁じられた宗教は民話に、うち棄てられた聖地は遺跡に、神々は悪魔や妖精に貶められました。中世になると、イギリス人たちは古代の宗教をすっかり忘れ、遺跡の向こうに妖精の国があると考えるようになりました。
別の説では、スプリガンは巨人の幽霊だとも言われています。ここでいう巨人というのは、ただ単に大きい人という意味だけではなく、北欧神話の巨人と同じく、強大な力を持ちながら自分達によって駆逐された、かつてのこの土地の支配者という意味を持っているのではないでしょうか。遺跡や妖精の中に、失われたかつての自分達の文明があることを無意識に知っていたのかもしれません。

イラストもキリスト教以前の古代イギリス、ケルト文明の遺跡のイメージで描きました。

前の回 →警告するスプリガン

警告するスプリガン


警告するスプリガン

スプリガンはイギリス南西部のコーンウォールに伝わる、遺跡、あるいは遺跡の財宝を守護する妖精です。
イギリスでは遺跡は妖精の領分であると考えられています。
彼らは巨人に変身する、あるいは体の大きさを自由に変えられると言われています。最初は小さな姿で現れ警告しますが、従わない場合、巨大な姿で嵐や雷を操り、敵を退けます。

続きがあります! → 排斥するスプリガン

 

エペソスのキュベレー神


エペソスのキュベレー_2
成虫

世界史の教科書とかにも載ってる、からだじゅうにおっぱいのついたキモい神像をモチーフにしたモンスターです。(→wikipedia)
しかし、あのおっぱいっぽいモノは、卵だとか、金玉だとかという説もあるようです。なんにせよ地母神、多産を象っているのでしょう。
不気味なモンスターを描きたい気分だったので、クトゥルフのシュブニグラスみたいな、宇宙や異世界からやってきた理解不能な神格、落とし子を産み出し続ける異形の神、というイメージで描きました。

エペソスのキュベレー
幼虫